世界を見渡してみて、日本人ほど遺骨に執着する民族はないという。
戦地で銃弾に倒れるか病死する。兵隊さんは疲弊しているから見捨てる。現地の人が見かねて埋葬する。こうして戦死者の墓ができた。
そこを掘り返して日本に持ち帰る。現地の人はどう思うか。
骨に死者の霊が宿っていると考えるのだとしたら、それは仏教でも神道でもない。
ただの原始宗教、アミニズムともいう。
親の骨を骨壷に入れて墓に大事にしまっている。千年後に子孫は溜まりに溜まった骨をどうしたもんかと悩むわけだ。灰は灰に、塵は塵に還すべきです。
わたくしの遺体はすべて灰になるまでウェルダンに焼いてもらって捨てるように言っときます。
残された者の思いと祈りがわたくしのそばにありますように🙏