少し落ち着いたところで、尚弥が右眼窩底をブロウアウトしていたとわかった。
ブロウアウトすると外眼筋の動きが制限されて複視になります。ものが二重に見えるのです。
そういう状態で12ラウンドを戦い勝利を得るというのは、ありえないことです。
ボクシングのカットは一番前に出ている前頭部の眼窩の上が多いです。目に血が入って見えなくなるから試合にはなりません。
尚弥は上眼瞼をカットしましたが、試合中に出血が少なくてラッキーでした。しかし、角膜はインタクトだったのだろうかと心配です。
それにしても尚弥のタフネスは尋常ではありませんね。
カネロ、ロマチェンコに次ぐPFP3位は確実でしょう。