太平洋のエルニーニョ現象に見られるように、海水温は大気循環のエンジンとなり気候に影響することは直感的にわかります。
ところで、インド洋においては、海水温の変化はインド洋ダイポール(IOC)と呼ばれます。名の如くインド洋の東西の海水温が双極子となりシーソーのように上がり下がりする現象です。
昨年9月から始まった正のIOC (東部の海水温が低くなる)はご存知のようにオーストラリアに猛暑と小雨をもたらし、大規模な森林火災の原因となりました。
よく気候変動のためだと言われますが、IOCは昔からあるでしょうから関係ないかな (?)
独自の大気循環モデルを使い予測している機関もあります。
http://www.jamstec.go.jp/aplinfo/sintexf/seasonal/outlook.html
それによると今回の正のIOCは1月に終息するようで、その先の春は平年より気温が高いそうです。
そのまた先のオリンピックの夏がどうなるか、今の時点では誰にもわかりません😁
ご参考までに、、
http://www.jamstec.go.jp/apl/j/column/20170802/
シルクロード・パターンとかテレコネクション、モンスーン・砂漠メカニズムという美味しいタームにそそられます。
以上、インド洋に臨むパースからお送りしました。あは、、