マラリアという病気をご存知かと思います。
世界3大感染症の1つで毎年2億人が感染して50万人くらい死亡しています。
ちなみに他の2つはエイズと結核です。結核150万人、エイズ90万人の死亡者です。
マラリアはハマダラカが媒介するマラリア原虫による感染症です。
東南アジア、南アジアに旅行するときは蚊に刺されないようにしましょう。
さて本題、、、
チンハオスはヨモギ属の植物であるクソニンジンの中国名です。この有効成分がマラリアに効果があることを発見したのは中国の医学者です。発見当時、人民解放軍はベトナム戦争を戦っていました。戦争遂行のために、1967年毛沢東が抗マラリア薬の開発プロジェクトを立ち上げ、そのリーダーが「と・ゆうゆう」博士でした。
クロロキン耐性のマラリア原虫にも有効なためマラリアの治療の必須薬になりました。
この功績により2015年ノーベル医学・生理学賞を受賞しました。大村博士と同時です。
2000年前の古文書に記載された処方からヒントを得たと聞いています。