塵の帯
三大流星群のひとつ「しぶんぎざ流星群」が今年のお正月は予想を裏切り少なかったというお話。
ペルセウス座流星群は8月、ふたご座流星群は12月に見られることはご存じでしょうが、どうして一年に一回同じ時期に見られるのでしょう。
簡単にいうと地球が公転しているからです。
流星のもとは塵です。氷や塵の塊である彗星が公転軌道上にまき散らした塵が帯になっています。これをダストトレイルと言います。ダストトレイルに地球が一年に一回突っ込むわけです。しぶんぎ座流星群はほぼ直角ですね。
あまり知られていないのはこの流星群は数時間しか見られないからです。それも厳冬の夜です。しかも条件の良い年しか見られません。今年は期待されていましたが残念でした。
ことし少なかったのはダストトレイルの一部が木星に吸い取られたせいではないかと言われています。そんだけのお話ですが、なにせ肉眼で見えない塵ですから、地道な観測結果を積みあげて山となるのです、、、ご苦労様でございます。