eospicassoの日々

名古屋に住む石見人。あがーだこがーだ言わんこー、まーゆっくりしちゃんさい。

弾道ミサイルは軌道が頂点に達すると速度がゼロになる瞬間がある

山下 裕貴
日本の現在の迎撃体制については、海上からはイージス艦、陸上からはぺトリオットミサイルの二段構えとなっています。弾道ミサイルは軌道が頂点に達すると、速度がゼロになる瞬間がある。そこを狙ってイージス艦からスタンダードミサイルで迎撃するのです。そこで失敗すれば、落下してくるところをぺトリオットで再び狙う。

「初動で核使用」「弾着まで10分」専門家たちが危惧する《北朝鮮ミサイルを過小評価してはいけない理由》 | 文春オンライン

 

この記事にちょっと違和感がありました。

弾道ミサイルが標的に到達する経路はいくつもあります。最も効率の良い軌道があり、それは同じエネルギーで最大の重量を運べる軌道です。その軌道より高い角度の軌道をロフテッド軌道といいます。さて、この記事の内容です。軌道の頂点で速度がゼロになるのは真上に打ち上げた時だけです。それ以外の軌道で速度がゼロになることはないっす。たとえ速度ゼロになったとして、その時の最高高度まで届く迎撃ミサイルは日本にないでしょう。

ロフテッド軌道は落下速度がすっげえ速いから迎撃が難しいとどっかの新聞が書いていました。自由落下するものはみんな同じ速度に収束します。大谷くんのどえらい高く上がったフライとイチロー弾丸ライナーのどっちがキャッチしたとき痛いでしょう。こうやって考えると弾道ミサイルって石投げと変わりませんね。

これすべて素人が考えたことです。間違っていたらゴメンス。