1970年のドル円は固定相場でした。1ドル360円です。そして、そのころのドルは兌換紙幣でした。35ドルで1トロイオンスの金と交換できました。1グラムの金はざっとで420円。
あれから52年、、、
今、1グラムの金は7800円です。
約18倍です。ちなみに、消費者物価はこの間に3.5倍です。
さて、金がすげえ高騰しとるじゃんと考えるのは勝手ですが、わたくしは紙幣が文字通りの薄っぺらな紙切れになってきてるなあと感じるとです。もっともっと軽くなって、空まであがれ。
ほうせんか 私の心
砕けて 砕けて 紅くなれ
ほうせんか 空まであがれ
あの人にしがみつけ
恒例の脱線でしたが、ドルの方はどうかと探しまくってロンドンブリオンマーケットの長期チャートを拾ってきました。
こういうのを、我田引水といいます。1980年を基準にしたら物価なりですから。ただ、この10年の大増刷は未経験の領域ですからこれから何がおきるか誰にもわからないですね。かつてのポンドやギルダーのように暴落して困るのは一般の人たちです。政府が失うものは何もない。もともと紙切れですから。