レアメタルとは
レアメタルは、地殻中の存在量が比較的少なかったり、採掘と精錬のコストが高いなどの理由で流通・使用量が少ない非鉄金属を指し、一般的に以下の元素のことを指します。
リチウム [Li] |
ベリリウム [Be] |
ホウ素 [B] |
[ 希土類 ] | チタン [Ti] |
バナジウム [V] |
クロム [Cr] |
マンガン [Mn] |
コバルト [Co] |
ニッケル [Ni] |
ガリウム [Ga] |
ゲルマニウム [Ge] |
セレン [Se] |
ルビジウム [Rb] |
ストロンチウム [Sr] |
ジルコニウム [Zr] |
ニオブ [Nb] |
モリブデン [Mo] |
パラジウム [Pd] |
インジウム [In] |
アンチモン [Sb] |
テルル [Te] |
セシウム [Cs] |
バリウム [Ba] |
ハフニウム [Hf] |
タンタル [Ta] |
タングステン [W] |
レニウム [Re] |
白金 [Pt] |
タリウム [Tl] |
ビスマス [Bi] |
ネオジムとかサマコバなどの磁石の原料は希土類です。これがレアアース(稀な土)ですね。
レアアースとは
レアメタルのうち、スカンジウム、イットリウム、ランタンからルテチウムまでの17元素のグループは、一般的に希土類元素、あるいは「レアアース」と呼ばれています。
鉄やコバルトなどの遷移金属元素と同じように、希土類元素(とくにランタノイド)の金属は磁性(常磁性)を持っています。元素によって磁性を持ったり持たなかったりするのは、不対電子が関係しています。不対電子とは、奇数個の電子をもつ元素や分子、又は偶数個の電子を持つ場合でも電子軌道の数が多くて一つの軌道に電子が一つしか入らない場合のことを言います。鉄やコバルトなどの遷移金属元素はM殻(正確には3d軌道)に不対電子があるためで、希土類元素は、N殻(正確には4f軌道)に不対電子があるためです。特にネオジム(Nd)やサマリウム(Sm)を使った磁石は史上最強の磁石で有名です(足立吟也,1999,希土類の科学,化学同人,896p.)
参照
レアメタルの基礎知識 | NIMS レアメタル・レアアース特集
ちなみに、レアチーズのrareは生焼けの意味ですね。
生焼けの知識でもって屑どもの船頭に乗らないようにしましょう。あは。